平成うなぎ展 [うなぎ百撰の記事]
9月8日、栃木県那須郡の那珂川町馬頭広重美術館で開催されていた(9月9日で終了)、「平成うなぎ展-うなぎの謎に迫る-」に行ってきました。この展覧会にはうなぎ百撰も写真などでご協力させていただいています。
東京から電車とバスを乗り継いでおよそ3時間。馬頭広重美術館は、建築家の隈研吾氏による設計で、氏の出世作ともいわれているそうです。周囲を豊かな自然に囲まれた美術館。光があふれるモダンな空間です。
本展では、うなぎの仔魚(レプトセファルス)やクロコの展示をはじめ、江戸時代の浮世絵や蒲焼屋番付、民俗資料まで多角的にうなぎ文化を紹介していました。
そして、展覧会の後は、名物の鮎を食べに那珂川の〈高瀬観光やな〉へ!
じつはこの日、馬頭広重美術館学芸員の長井裕子先生のご紹介で、茨城県自然博物館の益子勝男さんとお知り合いになったのですが、〈高瀬観光やな〉は益子さんおすすめということで、ご好意に甘えて車で連れていっていただきました。益子さん、ありがとうございます!
やなとは川の瀬などで魚をとるための仕掛け。益子さんによると、コンクリート製のやなが増える中、高瀬のやなは竹を用いた伝統的な方法で作られているとのこと。シーズンが終わる10月に取り壊し、次のシーズンが始まる6月にむけて、すぐに新たなやな作りに取りかかるそうで、家が買えるほどの費用がかかるのに、高瀬のやなでは文化継承の為に続けているそうです。
さて、お目当ての鮎ですが、塩焼きを注文しアツアツをワイルドにかぶりついて速攻で食べました。よって写真はありません!
★オマケ
これは烏山駅近くにある別のやな〈ひのきや〉です。
さきほどの高瀬のやなとは違った雰囲気で、山間の風景が広がって気持ちがいいです。今年は渇水でやなを組むことができなかったそうですが、秋になれば紅葉して、美しいそうです。また来たいな〜!