台湾鰻研修の旅 その1 [うなぎ百撰の記事]
11月3日から6日まで、編集部サイトーが全国鰻蒲焼商組合連合会(全蒲)と東京鰻蒲焼商組合(東蒲)の主催による「台湾うなぎ研修3泊4日の旅」に行ってきました!
じつは、台湾と日本のうなぎ業界の付き合いは40年になります。
日本での国産うなぎの流通量が全体の約2割という現在。台湾の養殖うなぎは品質が安定していること、また価格も国産に比べて手頃なので、台湾の養殖うなぎの7割が日本に輸入されているのです。
と、いうことで、台湾のうなぎ事情をこの目で確かめに行きました!
チャイナエアラインで向かった台湾。
するといきなり機内食で「シーフードリゾットorウナギ」の問い。
「(もちろん)うなぎ!で」と即答!
で、出てきたのがこちら。
パン、サラダ、チョコレートケーキ。
そこにうな重という統一感のないメニュー。
しかもうな重には錦糸卵と山菜(?)らしきものが添えられています。
肝心のお味は……うーん、コメントを差し控えさせるような味でした。
特にタレに関しては、日本で慣れ親しんでいるタレとは全く違います。
ねっとぉ~り、しているのです。
気を取り直して、成田から3時間半で台北(桃園国際空港)に到着。
そこからは専用バスで移動。まずは「旺生鰻包製場」の立て場へ向かいます。
バスの中で挨拶をする全蒲の湧井恭行理事長。
日本橋のうなぎ店「大江戸」のご主人でもあります。
1時間ほどバスを走らせて到着。
出迎えてくれたのは「旺生鰻包製場」の社長の郭さん。
日本語ぺらぺらです。
旺生の立て場。掃除が行き届いてました。
にょろりにょろり
わりと大きいうなぎ。
うなぎを触った参加者は「見た目はきれい。少しかたい」との感想。
ダウンロードは🎥こちら
すると、旺生の方がおもむろにうなぎを捌きはじめました!
しかも、ものすごいスピードで。
参加者の中にはうなぎ店の方も数名いたので、「そんなに上手じゃないから、プロの皆さんの前で恥ずかしいわ〜」と郭さん。
そしてそのうなぎを電気コンロで焼きはじめました。
うなぎのバーベキューです。
ちなみに写真手前のタレは、
大江戸さんのご主人が日本から持参した自店のタレです。
大阪は北区西天満のうなぎ店「志津可」
の若旦那が焼いてくれました。
まずは、白焼き(というかそのまま)でパクリ。
クセのない味です。
続いて大江戸さんのタレで蒲焼に。
参加者には蒲焼のほうが好評でした。
続いて、「旺生鰻包製場」のすぐ近くにある
黄萬益さんの立て場へ。
ウェルカムフルーツの台湾バナナとみかん(?)が
無造作においてあります。
ここで記念撮影
黄萬益さん。日本語も流暢で、元気ハツラツです。
立て場を後にし、約3時間かけてバスで鹿港へ移動。
まずはホテルにチェックイン。
1日目は鹿港のリーダーランドマークホテルに宿泊。
その後、ホテルからバスで5分ほどの
地元レストランで台湾料理の夕食です。
夕食会が始まりました。
台湾ビール。
これは日本橋のうなぎ店「伊勢定」のご主人が、途中立ち寄ったパーキングで買ったピータンです。振るまってくださいました。
そして現れたうなぎ料理。中華おこわの上にかなり甘めのタレの蒲焼が乗っています。はっきり言って、別々に食べた方が美味しいです。
そのほか7、8品の料理が提供され、最後はデザート。
今、台湾でブームという揚げパン。練乳につけて食べます。
フワフワした揚げパン、美味しいです。甘いです。
そしてグァバと文旦(おそらく)のフルーツ。
はじめてグァバを食べましたが、食感は水分のないリンゴといった感じでで、ほとんど味はしませんでした。ですが、ビタミンCが豊富ということなので
なんだかんだ3個くらい食べました。
以上、台湾うなぎ研修の旅1日目でした!
つ・づ・く!
2010-11-12 12:14