東京中央青果(株)石川社長さんについて [野菜]
今回は、「築地市場やさいくだものツアー」でお世話になっている、東京中央青果(株)石川社長についてご紹介させていただきます。
石川社長は昭和12年、京橋区槙町(現・中央区八重洲2丁目)生まれの江戸っ子。ご実家は京橋の大根河岸で〈三光山〉という青果問屋を営んでいました。※大根河岸とは……寛文年間(1661~1673)に始まり、その名のごとく大根の入荷が多かった河岸。
大根河岸は関東大震災で大被害を受けながらも復興、以前にも増して盛況をみせていましたが、昭和10年の中央卸売市場法の実施にともない、築地中央卸売市場へ移転。石川社長の父は東京中央青果(株)の設立に携わり社員として勤め、祖父と母は仲卸業を営んでいました。ご自身も小さい頃から築地市場に出入りしたという、まさに市場の申し子なのです。
ちなみに石川社長のお母様・石川やすさんは、クラブ化粧品のモデルに起用されるほど美人なんです。
石川やすさん。まさに大根河岸小町。(写真は宣伝用のブロマイド)
石川社長は高校卒業後、東京中央青果に就職。入社してすぐ、愛知・静岡などの温暖な地域から来る地方蔬菜を扱う部署で、仕分けや積みおろしなどを経験されました。当時をこう振り返ります。「関東近県で野菜が穫れる夏場は、地方蔬菜の部署は暇だったんです。しかし私が入社した年から、夏場に近隣で穫れた西瓜を扱うようになって急に忙しくなりましたね(笑)」
その頃の写真がこれ! まるで日活のニューフェイスのような若き日の石川社長。ご両親とも美形だったに違いありません。相当な男前です。
ちなみに、石川社長の姉もモデルをされていたそうで、現在写真を手配中! 近日公開いたしますのでお楽しみに。
平成14年に東京中央青果(株)と東京築地青果(株)が統合し、東京シティ青果(株)となってからは卸売業務は東京シティ青果が行っています。
東京中央青果の前身でもあり、江戸時代から345年間続く大根河岸会の会長も務める石川社長。子供たちへ食べ物の貴重さを伝えるため、市場への関心を高めるために、いろいろなアイデアを考えています。「デパートの屋上にビニールハウスでイチゴ栽培をして、お客さんにイチゴ狩りを楽しんでもらう企画を考えました。残念ながら実現しませんでしたが、これからも農業や青果市場をPRして活気づけていきます。仕事が趣味みたいなもんですから」。
そんな石川社長の今イチ押しのフルーツはというと……
これです。築地のおいしいバナナ
築地のおいしいバナナは、「ミッドランドバナナ」といい、通常のバナナより標高の高いところで時間をかけて栽培しているので、通常のバナナに比べ、香り・味・食感にこだわった一味違うバナナです。つまり、おいしさの「保証付バナナ」なのです。
取扱い店舗などはこちらをご覧ください。http://www.tsukiji-banana.com
もちろん 「やさいくだものツアー」でもお召し上がりいただけますので、ご応募お待ちしております。